宗教系反差別団体議長のトランスヘイター体質露呈問題についての経過・考察等

 


1990年頃29歳前後のレナ。
「喫煙と健康」女性会議/日本キリスト教婦人矯風会/日本禁煙協会(セブンスデーアドベンチスト教団)/嫌煙権確立をめざす人びとの会、以上4団体による『タバコCM廃止を求める署名』活動中のひとコマ。

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第1回『キッカケは“キリスト教セクマイヘイター「三位一体」”』

(2022.12.2記)

コトのキッカケは、本年6月神道政治連盟議員懇談会で配付された弘前学院大学・楊尚眞教授の差別講演録冊子問題発覚。第1格と言えよう。

そしてそれに続く統一教会問題の再燃。そう、同協会は日本全国・自治体レベルで反ジェンフリ/反セクマイ政策を浸透させてきた。第2格と言えよう。

神道政治連盟議員懇談会の代表を務めていたのが安倍元首相であった事実は上記2件を密接に結び付けていると言えよう。


そして、トランプ前大統領の後ろ盾とされているセクマイヘイター組織「アメリカ福音派」の日本版こそ「性の聖書的理解ネットワーク『NBUS』」の発足。第3格。

差別冊子が配付されたのが6月中旬、そして安倍元首相銃撃事件が7月初旬、「NBUS」発足が7月中旬……。これらが僅かひと月の間の出来事である。


ワタシたち「セクシュアルマイノリティと宗教を考える会」では、とりわけ楊尚眞氏による差別講演録冊子問題に注目し、抗議声明を纏め上げ、楊氏および楊氏の上司たる弘前学院大学学長に向けて郵送した。
【なお、楊氏の差別講演録冊子のコピーを提供してくださった明治大学法学部教授の鈴木賢さん、そして楊氏への抗議文の練上げに加わり、個人の立場で賛同者に名前を連ねてくれた寺田留架くんと平良愛香くん。
 以上3人の方々には「セクシュアルマイノリティと宗教を考える会」の代表者として多大な感謝を申し上げる次第です】





そして……

ワタシが農村伝道神学校在学中から関わりを持ち、2006年〜2008年には事務局長を務めた宗教系反差別団体に、組織として楊教授への抗議声明を出すべきである旨ワタシは提案した次第。
 ちなみに、今年6月の総会にて組織の新任議長に就いたのが日本基督教団教師である知人。彼はワタシが事務局長を務めていた際の事務局員であった。

本日ココ迄!

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第2回『事の発端』

(2022.12.3記)

くだんの組織の常任委員会が今年8月19日に行なわれた際、くだんの議長の性別二元主義的発言に気付いたワタシは、早速それを議長に指摘。しかし、議長の反応はとても曖昧であり、ワタシの指摘を十全に受け止めたのかどうか正直言って不明だった。《もしかしたらこの時点で、「男女の枠にはいりきらなかったり男女いずれか一択固定ではない多種多様なあらゆる性別」に関する議長の認識が非肯定的なものであることが見え隠れした瞬間かも知れぬ》

ただ、その時の常任委員会参加者の比較的高齢と思しきシスジェンダー女性と思われる方が、ワタシが議長に指摘したその趣旨については極めて妥当であることを明言してくれた。つまりセコンド意見である。


話しは飛ぶが、その後常任委員会の議事が進行し、ワタシが提案した「差別講演録冊子の主たる楊尚眞牧師への抗議文を組織として送付する」ことが承認された。

そしてその抗議文の「草案」
を議長が書くことになった。本来であれば組織としての抗議文を送付することの提案者たるレナも何らかの形で「草案」作成に関与させるのが妥当な判断であろうが、『自分が「草案」を書く』旨、議長の決意は硬いようなのであえてレナは自己主張することなかった。

そして後日、議長が書いた抗議文の「草案」が常任委員のメーリングリストに送信されてきた。

その「草案」を熟読したレナは、抗議文の提案者かつ性的マイノリティ当事者の立場から「草案」に対し、異論や改良すべき点の指摘も含めた意見を7点ほど議長に個人メールにて伝えた次第である。


ところが……驚いたことに……。

その次の常任委員会つまり10月4日の席上にて議長から参加者全員に配付された抗議文の「案文」【つまりメーリングリストに廻った「草案」に対する意見を集約した上で議長が書き改めたもの】には、「草案」の時点でレナが指摘させてもらった点の多く(とりわけ重要ポイントと思しきもの)は、議長がこの時配付してきた「案文」には反映されていなかった!

しかも……である………
「草案」には存在しなかった『彼ら彼女ら』という性別二元主義バリバリの文言が「案文」には加えられていたのである!

ワタシ即ちレナは眼の前が真っ暗になってしまった…………

前回8月19日の常任委員会にてワタシ即ちレナが指摘した彼の性別二元主義は、悲しいかなここでも改まっていなかったことが露呈したのである!


今回ココまで!


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第3回『ジェンダーアイデンティティのみならず、我がアイデンティティそのものをも踏みにじってくるとは……』

(2022.12.18記)

以下、ザックリと記す。

2022.10.4の常任会議にて配付された「文案」を読んだワタシは、当然ながら怒り心頭に発した。

しかしここは冷静を装わねばならない。

何故ならば、同組織内では昔から囁かられていることだが、『どうもキリスト教の人は短気で我が強いし、空気を読めない気質的傾向がある』……仏教・神道・新宗教の人びとの間にこういう認識が拡がっている。(尤も、日本基督教団も成立から僅か80年のバリバリの新宗教であるが…)

15年前ワタシがこの組織の事務局長に就いていた時期、某キリスト教派(日本基督教団に非ず。そして当時カトリック教会は未加盟であった)の司祭から度重なる種々のハラスメントを受けまくっていたから良くわかる。

ワタシに種々のハラスメントをおかしてきた某キリスト教派の司祭を指して、某・新興神道(とはいえ日本基督教団より歴史は僅かに古い)の人は、『イエス様もああいう人だったのでしょうか?』などと言っていたのを実際に聞いた。

そういう訳で、リアル会議の場ではワタシは極力感情を抑え、それゆえ目頭があつくなりながら、言うべきことを言った。

しかし、ワタシの切実な思いがかの議長に受け止められたという印象は殆ど無いに等しかった。

彼は何やかんや言い訳を述べるのだが、ワタシには全く響かないばかりか、それはむしろワタシを更に貶めてくるような言葉にしか聞こえなかった。

結局、「案文」はさらに練り直しとなったのだが、その練り直し作業が、議長および事務局にとって次回常任会議までの課題となった。だが、練り直し作業への合流参加の声掛けはワタシに対しては来なかった。

つまり、「案文」練り直し会合には『レナはお呼びでない』ということだ。

「案文」完成前、メーリングリストで回ってきた「草案」の時点で、性的マイノリティ当事者としての立場から7点の修整要求意見をメール送信したものの、それらがろくに反映されずに10.4の常任会議にて配付された「案文」が、ある意味「草案」以上にお粗末なものだったのだ。それゆえ、「案文」の練り直しにあたっては、その作業にレナを加えて然るべきと、(普通に考えて)思わないのであろうか?

一体全体、どこまで人を貶め、踏み付ければ気が済むのであろうか?

今回ココまで!

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第4回『ワタシを貶めるにとどまらず、我が父母・祖父母・曾祖父母・伯父・叔父、否、仏さままでも……』

(2022.12.21記)

10月4日の常任会議以降というもの、昨年末あたりから丸々1年間続く不眠(その主たる原因は「牧師とキリスト教メディアによるトランス差別」経過・考察etc」の頁https://religionandsexualminority.blogspot.com/p/etc.html?m=1
をご熟読下さいませ)にさらなる拍車が掛かってしまった。

実は毎日毎晩が苦しい。わけても床につくとさらに苦しみが増す。寝付きが悪い上に熟睡感が得られない。色々工夫して少しでも安眠をはかるのだか……。

実は10.4常任会議以後、議長とメールのやり取りを頻繁に行なった。しかし、こちらの主張をほとんど受け入れてもらえないばかりか、向こうの主張ばかりを通そうとしてくる。

要約すれば、彼曰く『性自認は多種多様なのでひとつひとつに触れるかたちで抗議文中で言及出来ない』。

この一点張り。

こちらは

『抗議文中で同性愛者擁護の言及をしつつ、その一方でトランスジェンダー擁護の言及を欠くとしたら、それは明らかにトランス差別。ソフトなトランスヘイトだ』
『しかも「彼ら、彼女ら」などという性別二元主義バリバリのワードを無批判に用いるとはもっての外』

という、当たり前の主張をしているだけなのに……

さらにこれにとどまらず、彼はいきなり話を変えて、何とワタシの信仰的アイデンティティにまで土足で上がり込み、それを踏み付けにして来たのだ!

つまり、要約すれば

『レナは日本基督教団教師であるにもかかわらず、毎朝夕に仏壇に向って浄土宗日常勤行読経を唱えている。しかもフレンド派の礼拝会に毎日曜日に参加している。これは実に由々しきことだ。フレンド派は加盟教団になってないゆえに、今後はレナとともに反差別の運動は出来なくなるかも知れない』

などと言ってきた。

これは流石に『許せない!』と思った。

ウチは代々、浄土宗の家庭である。日本基督教団教師が仏さまならびに親や親族の位牌がある仏壇に手を合わせて読経してはならないなどとは、日本基督教団教憲教規には全く記されていないはずだ!

議長は自分の「思い込み信仰」でしかない理屈を押し付けて来たのである!

しかもそれは、ワタシによってトランスヘイター体質と性別二元主義を指摘された挙げ句の(腹立ち紛れの?)詭弁・論点ずらし・話のすり替え…としてである!

これはワタシを貶め、踏みつけるだけにとどまらず、ワタシの父母・祖父母・曾祖父母・伯父・叔父……そして仏さますら貶めていることにはならないだろうか?

反差別団体のトップたる者であれば、他者の信仰心に立ち入ってはならないのはあたりまえだと思うが、彼はさらに他人の宗教的人権すら踏みにじって来たのである!

これは断固としてゆるすまじ!


今回コレ迄!

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第5回『権威権力主義に凝り固まった議長』

(2022.12.26記)


10月4日の常任会議以降、例の議長とは頻繁にメールのやりとりをしている。
(TELは「言った/言わない問題」のタネになるので、必要最低限の言伝に限っており、ワタシは議論を避けている)

そのメールのやりとりの中で、議長が頻繁に用いるのは「これは○○○○○(組織名)の決定だ」なるフレーズである。

そのような決定を正式に伝える報告が事務局長からワタシの元に届いてない以上、議長による上記の言い草をマトモに受けるつもりはない。

どこまで権威主義・権力主義なのだろうか。

ましてや議長は、性的マイノリティ当事者たるワタシの人権/アイデンティティをさんざん軽視してきたのみならず、ワタシの信仰心/宗教心にまで立ち入ってきた挙げ句、我が父母・祖父母・曾祖父母・伯父・叔父、さらには仏さま、そして我が家の宗教たる浄土宗まで踏みにじって来たのである! 

一体全体、何様のつもりなのだろうか?
自分の傲慢ぶりにあまりに無自覚なさまは、逆に哀れですらある。

彼の発する言葉のほとんどが、その背景にワタシへの軽視/貶め/侮辱……等を感じないわけにはいかない。これはメール文面に限らない。リアルの場においても然りである。

従来は我慢していた。というか、内心で彼を軽視していたが、それは顔や態度には表さないようにしていた。ワタシを軽視し、貶めるまでなら何とかかんとか受忍限度ギリギリだ。

しかし今回は違う。ワタシの信仰心/宗教心にまで立入り、結果、仏様はじめワタシの血縁者や我が家の宗教までをも非難するかの如き文言を投げかけて来たのだから、断じて許す訳にはいかない。


日曜礼拝の度に常時講壇の高みから偉そうに語りかけ続けていると、自分に高慢/傲慢/差別心/偏見が自然と身についてしまうのだろう。

他宗教のことには触れないが、少なくともキリスト教における教職制は不要どころか寧ろ無いほうが望ましいとすら思う。

それゆえ、現在毎日曜の礼拝会に出席しているキリスト教派にこそ我が居場所を感じでならない。

さあ、これから丁度夕刻の仏前勤行の時間帯である。

毎週日曜の礼拝会と毎朝毎夕の仏前勤行ゆえに我がメンタルは(ギリギリ綱渡り状態ではありつつも)何とかかんとか保っていることを、声を大にして伝えておきたい。


今回ココまで!


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第6回『2次被害・3次被害…x次被害は続く』

(2023.3.1記)


その後のことをかいつまんで記す。

ワタシがその前日の叔父の3回忌法要にて施主を務めた際の種々の気づかいから来る精神的疲労による体調不良ゆえにやむなく欠席した、第5回常任委員会(2022.12.5)の議事録が年明け元旦に着き、早速読んでみた。

驚くことに、ワタシのことに関して事実に非ざることがあたかも既成事実であるかのように書かれていた。

しかも…である。ワタシに対して「除名」もチラつかせて来ている。

当然納得出来る訳もなく、怒り心頭に発する心を抑えつけ、懇切丁寧な反論・異議申し立てを常任委員会メンバーのメーリングリストに投稿した。

ところが…それに対する何らの返事も議長からは未だに一切来ていない。

不誠実極まりないことではなかろうか?

しかも、ワタシの信仰的アイデンティティが議長によって侵害されたことなど、まるで無かったことであるかのように、全く記載されていない。


2次被害・3次被害・x次被害……と続く被害の蓄積は被差別者当人にとってはどれほど苦しく、辛く、心身ともなる健康被害をもたらすものかを彼は全く分かっていない。

2次加害・3次加害……x次加害の自覚も無いどころか、自分はまるで被害者であるかの如き態度には、ただただ、はらわたが煮えくり返る。

宗教家たる者、被差別者が2次被害・3次被害……に遭わないよう極力の配慮をすべき存在ではなかろうか?

正直、宗教家としての適性を疑わざるを得ない。










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