頭からかぶるタイプではなく両腕を通すタイプだったが、胸ポケット部分の校章のが女子用には赤、男子用には青のカラーで刷り込まれていた。
しかし何故かワタシのものだけが偶然にも“青の校章の女子用”、つまり、ボタンが他の男子用とは逆の左側に縫い込まれていた。
業者に交換要求すれば応じてもらえただろうが敢えてそれをしなかったのは言うまでもない。
希少価値の“当たりクジ”を引いた気分になり、着込むたびに良い気持ちになったからだ。
周囲から「いかにもレナらしい」と珍しがられたのも嬉しかった。
ボール運動や水泳こそそこそこの出来ながら、陸上系・体操系・格闘技系では痩身非力に似合わぬ活躍をし、100メートル短距離走では区大会にも選抜出場、そこそこの成績を残したものだった。もちろん運動会におけるクラス対抗リレーの常時出場。マジ。
(2023.2.8記)
Xジェンダー/ノンバイナリー/ジェンダークィア……等の人々への明らかなマイクロアグレッションと言える名称の練馬区「人権・男女共同参画課」は総務部の傘下にある。
そして、車椅子利用者をはじめとするスロープ通路利用者こそ最も受動喫煙の被害に遭いやすい庁舎玄関先喫煙所の管理部署の練馬区「庁舎管理係」を管轄する総務課も、やはり総務部の傘下部署である。
人間の尊厳を表す『人権』という崇高な言葉に全く相応しからぬ課名は一刻も早く改称し、『人権』の一つである健康権を脅かす喫煙所は一刻も早く撤去すべきであろう。
この喫煙所の近くに『非核都市練馬区宣言』のプレートがあることは実に皮肉だ。
既に立候補予定者への説明会も済んだようだし、4月の区議選に出馬予定の人々も固まっていよう。
是非とも上記の件を心しておいて頂きたいところだ。
2002年3月を以って、時限立法・同和対策事業特別措置法(地対財特法)が期限切れを迎えたゆえ、それまで存在していた「同和対策担当課」と「女性課」が合流して出来た「人権・男女共同参画課」。
時限立法・同和対策事業特別措置法が『人権』と密接な関わりがあればこそ、真に『人権』に相応しい名称に一刻も早く改名すべきことは言うまでもないだろう!
練馬区ホームページより
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『国家権力にシッポを振りまくった異端キリスト教は何処なのか?』
(2023.2.7記)
2月5日のキリスト友会東京月会礼拝会におけるワタシの感話は、ねりま九条の会と我が友人の3人の宗教家(仏教・教派神道・プロテスタント)とで推し進めている「『安保三文書』の撤回を求める練馬区内宗教者声明」および区内各宗教施設への賛同要請行脚について話させてもらった次第。
マエ振りとして、事前に声明文をメール送信していたからか、東京月会の事務担当者のかたが気を回して下さり、声明文をプリントアウトしてみんなに配って下さっていたから話しが通り易かった。
さすがに「絶対平和・絶対非戦・絶対非暴力」を400年近く強調・墨守にしてきた教派だ。
英国国教会アングリカン(聖公会)やプロテスタント主流派、果てはカトリックからも「異端」のレッテルを貼られて迫害・弾圧の憂き目に遭いながらも、決して筋を曲げなかった信仰深さ。
戦時下において国家権力にシッポを振り、天皇をイエスの上に置いて再臨信仰を破棄したばかりではなく、戦争協力まで犯した挙げ句の果てに、信仰上の同胞(ホーリネスやセブンスデーアドベンチストなど)が十字架に付けられるのを見殺しにしてきた某キリスト教派の構成員は、今こそフレンド派を見倣うべきであろう。
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『練馬区内宗教者声明賛同要請行脚①』
(2023.2.3記)
昨日「『安保三文書』の撤回を求める練馬区内宗教者声明」への賛同を求め、ねりま九条の会事務局長とレナとで廻った区内宗教施設は、仏教6宗派12寺院・キリスト教9教団9教会・教派神道1教団2教会。
計23箇所でした。
写真は昼食のために立ち寄った区内某所ロビーに掲げられていたもの。
4月からのNHK朝ドラにちなんだもの。
『植物』『農業』は我が出身神学校にも大いに関連アリというワケで。
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『核兵器禁止条約・発効2周年にちなんで』
(2023.1.22)
2023.1.22キリスト友会東京月会礼拝会におけるレナの感話(要旨)
☆本日は核兵器禁止条約が発効して丸2年の日。
☆アメリカ大統領バイデン氏はカトリック教徒であるがペンシルベニア州の出身。
☆ペンシルベニア州と言えば、英国国家や国教会(アングリカン、日本名は聖公会)、そしてキリスト教主流派から迫害され、アメリカ大陸に逃れてきたクエーカー教徒が住みついた土地。
☆そこはウイリアム・ペンがアメリカ大陸先住民たちとの平和的交渉によって、クエーカー教徒たちの住まいとすることを許された場所。【注・迫害されてきたクエーカーだからこそ先住民たちから共感を持たれたに違いない。こうして、後に州都となったフィラデルフィアにクエーカーの世界本部が置かれた】
☆そしてもう一つ核問題関連で忘れてならないことは、第五福竜丸が母港焼津から出航したのが69年前の本日。
☆91歳の元・船長と87歳の元・乗組員は、既に召された21名の元・乗組員たちの無念を背負いつつ存命。
☆第五福竜丸は『核なき世界』に向けて現在も航海を続けている。
☆一刻も早い実現を期待したい。
☆以上2点を分かち合っておきたいと願った次第。
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『後輩からの「喝!」』
(2023.1.19記)
読み終えた友人がワタシを気づかって送ってくれた本。
「宗教2世」。このワードはキリスト教界隈での評判が芳しくなく、界隈では『「カルト2世」と表記すべき』との声があがっていると聞く。つまり、『我々のような健全なキリスト教と反社会的カルトを同一視すべからず』という主張らしい…
が、この書の中の松岡宗嗣氏の文章を読むと、「そんな(上記の如き)思考はおのれの傲慢の無自覚を露呈させているだけなのでは?」という気にもさせる。
この文面から察するに無宗教者であるとも思しき松岡氏は、学部こそ異なれど同窓の後輩でもあるのだが、「実に頼もしい後輩」から有り難い『喝!』を受けた印象だ。
つまりは、1998年《男性同性愛者であることを公言した日本初の牧師》を輩出せしめた組織の一員(しかも当人とはカテゴリこそ大きく異なれど共に性的マイノリティ)として、取り組み姿勢の甘さを厳しく追及された気がする。
気合いを入れなければ……。
(以下引用)
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宗教は誰かを排除するためではなく、弱い立場に置かれた人たちにこそ寄り添い、ともに生きていくためのものではないのだろうか。
近年は、特に伝統宗教でも、性の多様性について団体内で勉強会を開いたり、当事者の話を聞いて知見を深めたりするなどの活動が広がっているところもある。しか残念ながら、性的マイノリティに対して差別的な姿勢をとる宗教団体はいまなお少なくない。
(松岡宗嗣)
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以上、「宗教2世」(荻上チキ・編著 太田出版)より、『旧統一教会だけではない、「性」をめぐる差別』(松岡宗嗣)より引用
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『いざ「賛同要請行脚」へ!』
(2023.1.16記)
『「安保三文書」の撤回を求める練馬区内宗教者声明』が固まり、区内の宗教家(宗教教職者)4名〈仏教2名/教派神道1名/プロテスタント1名〉の呼びかけ人も決まった。
上記4人の方々の“お墨付き”を以てして、“発起人”たるねりま九条の会事務局長と不肖のレナで区内の主だった宗教施設を可能な限り廻る『賛同要請行脚』に出向くことになろう。
ねりま九条の会事務局長は来年傘寿(80歳)になるがすこぶる健脚で、チャリンコで区内のあらゆるところに出向くヘルシー&エコロジカルぶりには敬服するが、如何せんこちらがそれに付いていけない。
さればワタシが彼の“お抱えドライバー”になるより他手段は見当たらない。ま、ガソリン代くらいは出してもらえそうだが。
どのくらいの数を廻れるか不明だが、数日間は要すだろう。
勿論、訪れた証左として、宗教施設の門札・看板・掲示板などの写真は収めておくつもりだ。賛同を得られたか否かの如何にかかわらず……。
PS
まことに恥ずかしながら、そして迂闊ながら、『「安保三文書」の撤回を求める練馬区内宗教者声明』の呼び掛け人の4名は全て男性であることに気付いた!
仏教1名・教派神道1名・プロテスタント1名、以上3人の方々はワタシと旧知の間柄であるが、ねりま九条の会事務局長と知己ある仏教者1名も男性だという。
4人全員が男性!
これでは余りにもジェンダーバランスが偏り過ぎている……
かくなれば、男性以外の性別に該当するレナが「日本基督教団東京教区」の肩書で加えてもらうことと相成りました。
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『我が恩師・大塩清之助氏&東海林勤氏との関わりにて』
(2023.1.11記)
日本基督教団東京教区の北支区(文京区・新宿区・北区・豊島区・板橋区・練馬区、および中野区の一部地域・埼玉県和光市の一部地域)にある教会・伝道所の「友人・知人・顔見知りの信徒・牧師」に向けて、添付3ショットと共に、以下の文面を同報メールBCCにて、昨晩送信した。
もちろん、今後の社会情勢のことを考えた上で……である。
以下コピーペースト
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北支区関係者各位
こんにちは
ねりま九条の会事務局長からの依頼を受けて書いた駄文拙文が読者にインパクトを与えたらしいので、ここで分かち合わせて頂きます。
なお、2015年の戦争関連法成立前、練馬の宗教者たち有志10数名(カトリック/浄土宗/真宗大谷派/天理教/立正佼成会/聖書キリスト教会)を先導する形で国会議員会館にロビー活動を掛けさせていただきました。
その際各宗派教団独自の作業服(袈裟やガウン)で会館内を闊歩したものでした。
戦争法案廃案を求める練馬区宗教者声明は、ワタシが起草し、我が恩師・故東海林勤さん(当時隠退牧師)と我が友人・小友聡さん(中村町教会牧師)と3人で練り上げたもの。
戦争法廃案を求める練馬区宗教者有志による声明は、衆参両議院のロビーの受付で、ワタシが声を大にして読み上げたのち職員に手渡したのでした。
以下蛇足ですが、添付記事に大いに関係あることなので加えます。
ワタシ、レナは、セブンスデーアドベンチスト信徒として在籍していた1990年代前記、教団戦争責任告白を起草した大塩清之助牧師の推薦で農村伝道神学校に入学、1学年上にはセブンスデーアドベンチスト系列の中学高校のOBでもあった平良愛香くんがおりました。
なお、開戦直前、日本基督教団が成立した際、セブンスデーアドベンチストは教団への合流を拒絶し、結果、特高からの迫害・弾圧の果に投獄(獄死者あり)、さらには解散命令まで下されたのでした。
教団はわりと近年になって第6部と第9部には公式に謝罪しましたが、第7部に加えられる予定ながらそれを拒否したセブンスデーアドベンチストにはまだ公式謝罪していないはずです。
また、先述の愛香くんが農伝卒業間際、あの✕✕✕✕(注・人名です!)差別発言によって大いにキズつけられた時、ワタシも在校生有志を先導(扇動?)、✕✕氏をはじめとする教団上層部に充てて抗議書面を送り付けたものでした。
(彼は、ワタシの年の離れた実弟よりも更に若いので、いわば弟のような存在です)
なお、先述の2015年戦争法案に反対する練馬宗教者の共同声明への賛同者には、当時○○○○○教会牧師だった✕✕✕✕氏も加わってくれましたよ。
以上
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以上コピーペースト
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『フィンランディア-やすかれわがこころよ-』
(2023.1.8記)
本日のキリスト友会東京月会礼拝会のなかで、感話と共に賛美歌298『やすかれわがこころよ』をアカペラ歌唱させてもらった。
3年前の今頃は、まさにイランとアメリカが戦争を始めそうな気配があり、平和を願ってやまない祈りのもとに訪れた東京月会礼拝会への初参加であった。
その時に「お守り」の如く持参したのが、クエーカーの世界本部があるフィラデルフィアにある世界指折りのオーケストラ、フィラデルフィア管弦楽団とその付属合唱団によるシベリウス『フィンランディア』のCD。
同曲は、120年程まえ、帝政ロシアからの圧政に悩むフィンランド人の自由を求める叫びがシベリウスによって音楽としてしたためられたもの。
その一部が賛美歌となり、日本では298番として通っている。
ワタシ1人のソロ歌唱だったので、ジェンダー平等の観点からみて相応しからぬ歌詞の箇所は(まことに勝手ながら)ワタシなりに変えて歌わせてもらった。
第1節「おおしく忍び耐えよ」→「凛々しく忍び耐えよ」
第2節「父なるあまつかみのを」→「親なるあまつかみのを」
これがなぜかウケたようで、礼拝会終了後、みんなで298番を歌おうということになり、「凛々しく」「親なる」で歌って下さったことが大変に嬉しかった。
ワタシの歌唱も歌詞の(勝手な)改変も、共に受け入れられた感を覚えた次第。
1
やすかれ わがこころよ
主イェスは ともにいます
いたみも くるしみをも
凛々しく 忍びたえよ
主イェスの ともにませば
たええぬ 悩みはなし
2
やすかれ わがこころよ
なみかぜ たけるときも
親なる あまつ神の
みむねに ゆだねまつれ
御手もて 導き給う
のぞみの 岸は近し
3
やすかれ わがこころよ
月日の うつろい無き
御国は やがて来たらん
憂いは とわに消えて
輝く みかお仰ぐ
いのちの 幸をぞ受けん
シベリウス『フィンランディア』他
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団&同合唱団(1972年録音)
……………………………………………………………………………
『抑えよう無き胸のうち』
(2023.1.5記)
以下、昨年10月4日から続くギリギリのメンタルヘルスの状態ゆえフィジカル面にも悪影響が出ているであろうことが推測される現状下、これらのストレッサーを僅かながらでも緩和/軽減させることを願っての『つぶやき』。
宗教者わけてもキリスト者、とりわけ性的マイノリティ当事者、そのなかでも特にトランス当事者の諸氏たちからの理解&共感(共苦)を期待しつつ……
「楊尚眞氏による差別講演録冊子」の件でさんざん苦しめられた挙げ句に、さらにその上、上記冊子に関する抗議文の件でさらなる苦しみを味わされている状態…………。
こんな状態の継続の中で、信仰心までをも軽んじられたりしたら、怒り以外の何の感情をいだけようか!……
こうしたメンタル&フィジカル面の自衛策としての「つぶやき」すらも、“相手”(本人はどうやらセクマイフレンドリーを自認しているようだが…)を逆撫でするのだろうか?
だとしたら、それはトランス差別でなくて何だろうか?
………………………………………………………………………
『ホーリネスとセブンスデーの名誉』
(2023.1.5記)
ねりま九条の会事務局長と別件で話しをした際、会報の最新号にワタシが書かせてもらった駄文拙文についての話を聞いた。
何でも、編集会議の段階でワタシを気使う声が上がったとか。
つまり「教団内でレナさん孤立しないか知ら……」との感想があったらしい。
しかし流石に事務局長、「これはレナさんの主張だから!」と返したとのこと。
まあ、教団内での孤立を恐れてたらこんな文章書けないし、そもそも既に孤立気味だし…。
なお、日本基督教団に合流しながら国家権力に面従腹背し、基督再臨信仰を固く維持したホーリネスや、国家権力に“面背腹背”して日本基督教団への合流そのものを拒絶したセブンスデーアドベンチストは、(国家権力にシッポを振りまくった不信仰極まりなき日本基督教団主流派とは異なり)特高警察からの迫害と弾圧の果てに全牧師と有力信徒が投獄され、獄死者まで出し、さらには解散命令まで受けるという、実に“不名誉な”憂き目に遭った。
しかし両派の固き信仰心は間違いなく神やイエスに評価されているであろう。
以上上記2派の栄えある名誉のために。
「ねりま九条の会ニュース」第106号より
PS
しかし、敗戦直後に結党された日本社会党の結党呼びかけ人の中に、日本基督教団主流派に属する賀川豊彦と杉山元治郎という2人の牧師が含まれていたことは、或る意味において「オチ」にもなろう。
さらに、不肖のレナの支持政党こそ、他の如何なる政党にも増して旧・日本社会党の流れを汲む政党、新社会党である事実も「オチ」の続きと言えよう。
「オチ」はまだある。
日本社会党結党呼びかけ人に加わった2人の日本基督教団牧師のうち、杉山元治郎はレナが卒業した神学校と些かの関わりがあるようだ。
さらにさらに……
レナが卒業した神学校の現・校長は、その中学高校時代、セブンスデーアドベンチスト系列の学校法人三育学院を学び舎としていた。
その神学校の現・校長こそ、「男性同性愛者であることをカムアウトした日本初の牧師」である平良愛香くんであり、彼が卒業した翌年に卒業した不肖のレナこそ、「両性両性愛者であることをカムアウトした日本初の牧師」なのである!
繰り返しになるが、1998年愛香くんが神学校卒業直前、そのイレギュラーな性的指向ゆえに教団上層部から就労差別発言を受けた際、大きく落ち込んだ彼を励ます意味をも以て教団上層部に抵抗し、彼らを糾弾した学生有志の中の(おそらく)唯一無二の性的マイノリティ当事者がレナなのである。
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『今年の“初夢”』
(2023.1.3記)
医学博士・平山雄さん(1923~1995)と作曲家・中田喜直さん(1923~2000)。
日本の反タバコ運動2大巨塔の生誕100年のアニバーサリーイヤー2023年の世界禁煙デー・イベントでは、中田さん作品の『クリーンエアー ~きれいな空気を~』を、「嫌煙権確立をめざす法律家の会」代表世話人の伊佐山芳郎弁護士によるピアノ伴奏、そして「レイコ&レナ」(「日本禁煙推進医師歯科医師連盟」会長・齋藤麗子医師&不肖の麗梨ReNa)によるデュオでオープニングをつとめて……という『今年の初夢』!
会場は、33年前の世界禁煙デー・イベントにて、中田喜直さんご自身のピアノ伴奏による『クリーンエアー ~きれいな空気を~』を《共に若かりし日の》「レイコ&レナ」がデュオったセブンスデー・アドベンチスト教団 東京中央教会で!
などという勝手な妄想www
添付写真の撮影者は、「嫌煙権確立をめざす人びとの会」代表世話人/「たばこ問題情報センター」事務局長・渡辺文学さん。
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『今年は作曲家・中田喜直氏の生誕100年』
(2023.1.3記)
読者の皆様、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。
さて、新年第1投稿、今年は作曲家中田喜直生誕100年(8月1日)。
日本クラシック音楽業界でも当然ながら記念行事が行われると思われるのだが、熱烈な禁煙嫌煙活動家のとしての中田喜直氏のポジションも忘れてはならないだろう。
偶然にも一昨日1月1日は、言わば禁煙嫌煙運動の「顔」であり、疫学の第一人者、平山雄医学博士(1923~1995)の生誕100年のアニバーサリーデイであった。
中田喜直氏を記念し、声楽家/音楽教師であった我が叔父の大親友・岩田幸雄氏の編集による「クラシック音楽家歴史年譜」より「中田喜直編」。
中田氏と反タバコ運動については特に1988年~1990年の箇所にて詳細な解説が付されている。
https://history-of-music.com/yoshinao-nakada
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『人生のセンパイとしての発破掛け。心して聴くように!ww』
(2022.12.28記)
「LGBTとキリスト教~20人のストーリー~」(監修/平良愛香・発行/日本キリスト教団出版局)が「教文館店長が選ぶ今年の3冊」に選ばれたらしい。
以下のURLに動画が。
本来「21人目」として『某牧師と某キリスト教メディア幹部職員によるトランスジェンダー差別事案』を書かせてもらってもおかしくないながらも、諸般の事情で編集部から却下された身とは言え、宣伝してやろう。
今年は「キリスト教セクマイヘイター“三位一体”」(楊尚眞弘前学院大学教授/統一教会/性の聖書的理解ネットワーク)が跋扈しまくった年だけに、同書の版元・監修者・20人の著者らの使命は大きい。
キリスト教こそが“最たるセクマイフォーブな宗教”と云う認識が従来より社会的に拡がっているからこそ!
却下された者としては、せめてもの版元・監修者・著者たちに発破掛けるくらいはさせてもらわないと。
先述の『某牧師と某キリスト教メディア幹部職員』に二度と同じ過ちをおかさせない為にも。
『男性同性愛者であることをカムアウトした日本初の牧師』の輩出に至らしめた神学校同窓生(しかも同時期に同じカマのメシを喰らった者同士)としての矜持をもって。
加えて『両性両性愛者であることをカムアウトした日本初の牧師』としての立場からも。
ましてや、「男性同性愛者であることをカムアウトした日本初の牧師」の彼が教団上層部から就労差別発言を受けたとき、上層部の連中を糾弾すべく立ち上がった在校生有志たちの中の唯一無二とおぼしき性的マイノリティ当事者こそ、ほかならぬアタクシ、レナ であったワケでごさいますので……フフフ………
(^^)(^O^)/
………………………………………………………………………
『本年シメの禁煙嫌煙定例会にて』
(2022.12.18記)
昨夜の禁煙嫌煙定例会にて司会進行者から参加者各々に対し、今年の総括も来年の抱負について振られ、
『約3年前コロナ禍始まった直後、都内23区の区役所にTELして各自治体の喫煙規制調査をしたところ、恥ずかしながら我が練馬区が最低最悪の状況にあることがわかった。(敷地内完全禁煙の7区を除き)ほとんどの区役所が喫煙所を1箇所に限っているにもかかわらず、練馬区と品川区は2箇所の喫煙所がある。しかし品川区役所はこのご時勢を配慮して(2箇所とも)この約3年間一時封鎖を続けている。今年も練馬区サイドには「せめて区役所玄関先喫煙所だけでも封鎖せよ!」と口を酸っぱくして言ってきたし、この夏にはワタシと親しい練馬区議(兼・牧師)および、禁煙嫌煙アクティビストの弁護士から紹介された練馬区議の2人の同席のもと、(庁舎敷地内喫煙所を管理する)総務課長と健康推進課長にリアルに会い、受動の恐ろしさを力説するも聞き入れられず、悲しいことに区役所玄関先喫煙所は今も開放されたままである。実は、中には香害問題に熱心に取り組んでいる練馬区議もいるのであるが、困ったことに(来庁者の)受動喫煙被害のリスクよりも区職員の“喫煙の自由”を優先しているような印象。この玄関先喫煙所の恥ずべき状況を来年こそは何とか改善をみたいところ。』
との趣旨を伝えさせていただいたところ、同席していた禁煙嫌煙アクティビストの弁護士から、来庁者の健康権よりも区職員の“喫煙する自由”に重きを置いていると思しき議員について、
『とんでもないこと!』
という“喝!”の合いの手が入ったことは言うまでもない。
日本における反タバコの啓発活動については元来キリスト教組織がパイオニア的役割を担ってきた。
セブンスデーアドベンチスト教会(日本禁煙協会)・日本基督教婦人矯風会・救世軍・末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)………。
とりわけ前2者による社会的貢献度は世界レベルの認知度と言えよう。
練馬区議の中には、ワタシが知るだけでも、(日本基督教団牧師を兼ねている区議を含めて)2名のキリスト者議員がいる。
禁煙嫌煙アクティビストの弁護士と親しい練馬区議や、党中央レベルで喫煙規制意識が高いと思しき共産党の練馬区議たちと是非とも連帯し、『東京都下23区最低最悪の喫煙規制状況』の改善を進めて欲しいところである。
議員たる者であれば、車椅子利用者などのスロープ通路を用いる来庁者こそが受動喫煙の最たる被害者になりかねないことに心を痛めて然るべきではなかろうか?
ツイタテの場所が喫煙所である。スロープ通路との距離の近さにご注目を!
喫煙と健康女性会議/日本キリスト教婦人矯風会/日本禁煙協会(セブンスデーアドベンチスト教会)/嫌煙権確立をめざす人びとの会、以上4団体による署名活動に取り組む、20歳台のレナ。
当時ワタシは日本禁煙協会と嫌煙権確立ををめざす人びとの会、双方のメンバーでありました。
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『拙稿「統一教会とキリスト教」(ねりま九条の会ニュースより)』
(2022.12.17記)
「ねりま九条の会NEWS」最新号(106号、2022.12月号)の第7頁に拙稿が掲載されました。
ワタシ的に何かと縁がある数字「7」のページに掲載されて何気にウレシ気味。
尚、以下のリンク先で拙稿以外の記事も全て読めますので、ご関心あればどうぞ。
http://nerima9zyounokai.com/html/news106.html
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『アファーミング・プログラムにて』
(2022.12.16記)
昨日(2022/12/15)、日本基督教団部落解放センターに宛て、次の要請メールを送信した。
バイジェンダー当事者として重要極まりなき案件と思しいゆえ。
なお、文中にある「キリスト教界におけるトランスジェンダー差別の一事例」とは、当ブログの以下のURLのページに記した「第8回」までの記述(つまり2021年6月現在までの)の内容を詳細に語ったものである。関心があればどうぞご覧あれ。
https://religionandsexualminority.blogspot.com/p/etc.html?m=1
以下コピペ
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日本基督教団部落解放センター御中
✝主の御名を崇めます。
さて、貴組織が農村伝道神学校およびマイノリティ宣教センターと連帯して進めている事業であるアファーミングプログラムについて、第一回プログラム(昨2021年6月オンライン開催)にて、「キリスト教界におけるトランスジェンダー差別の一事例」について登壇発言させていただいた両性両性愛者(バイジェンダー・バイセクシュアル)の当事者の立場にて、以下希望致します。
第一回プログラムのおりの基調講演の講師・ロバート・ウィットマー氏(当時、農村伝道神学校 校長)によって紹介された、北米大陸先住民族独自のジェンダーであるトゥー・スピリットについてさらなる啓発を深めるプログラムを(第二回以降も)継続して頂きたいと願います。
【理由】
日本においては、「男女の枠にはいりきらない性別や男女いずれか一択固定ではないような多種多様なあらゆる性別」の人びとの存在はなかなか認知されづらく、その人権も蔑ろにされている感もある。《ちなみに、北米大陸先住民族独自のジェンダーであるトゥー・スピリットも上記のカテゴリに含み得るジェンダーであろう》
一例を示せば、「男女平等」とか「男女共同参画」などというワードが未だに(当たり前の如く)広く流通している。これらが「ジェンダー平等」「オールジェンダー共同参画」等のワードへと取って代わる社会の実現が必要不可欠と思われる。
教団部落解放センター/農村伝道神学校/マイノリティ宣教センターの以上3者で取り組んでいるアファーミングアクション、アファーミングプログラムにてトゥー・スピリットに関する学びを掘り下げてゆけば、上記の如き「あらゆるジェンダーの人びと」にとって生きやすい社会の実現に向け、拍車が掛かることをバイジェンダー当事者として念願しつつ。
以上、ご検討願えれば幸いです。
主よりの御恵みと祝福が、3者によるアファーミングアクションの働きの上に豊かにあらんことを祈りつつ。
なお、補足として2つの添付資料(キリスト友会東京月会機関紙『東京フレンド』2021年12月号より)を付けましたのでどうぞお読み下さいませ。
2022年12月15日
日本基督教団東京教区教師
麗梨ReNa
(教団登録名=○○○○)
〈教団部落解放センター 元(1996年度)夏季実習生〉
〈東京教区部落解放五支区代表者会 ・元代表(2004~2006)〉
〈「同和問題」にとりくむ宗教教団東京地区連帯会議 元事務局長(2006~2008)〉
〈練馬コイノニア集会 代表〉
〈キリスト友会東京月会 会友〉
↑↑↑↑↑↑↑
以上コピペ
以下添付資料
………………………………………………………………………
『来春の区議選との関わりで』
(2022.12.15記)
11月21日付けで、
『来春に迫る練馬区議選に関連し、立候補しそうな革新系の何人かの人びとに向け、次の3点についての質問を何らかの形で送付し、得られた回答の公開を検討中。もちろん無回答の場合はその旨の公開も検討中』
①コロナ禍以降実に(そろそろ)3年近くにわたり、エアロゾル感染のリスクも鑑みることなく開放されたママの練馬区役所玄関先喫煙所に関すること。
②練馬区総務部傘下部署として存在している「人権・男女共同参画課」なる部署の名称自体の差別性に関すること。
③統一教会関連問題に関すること。
という内容のトピックをフェイスブックの友達限定投稿したところ、現在特に社会的関心の高まりをしめしている③の件に関するFB投稿をしたFBフレンドの区議が2人いたが、これは正直、思ったより少ない。
ただその両区議のコメント欄にカキコしたところ、いずれも前向きな反応コメントをもらえたことは嬉しい。
PS
①②については軽視してヨシ…などと思ってくれては困る。
いずれもワタシのジェンダーアイデンティティに関わることであるゆえ。
【補足説明①】
【補足説明②】
「人権・男女共同参画課」。この名称では『男女の枠に入りきらない性別や男女いずれか一択固定ではないような多種多様なあらゆる性別の人びと』の存在ならびに人権が蔑ろにされているように思える。
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『確信犯なのか?』
(2022.12.13記)
穿った見方になるのかも知れないことを踏まえつつ、以下書き記す。
“某・宗教系反差別団体トップ”(日本基督教団教師)が、ワタシの浄土宗門徒としてのアイデンティティを以て続けている毎日夕の仏前勤行読経、そしてクエーカー会友(未だクエーカー教徒に非ず。これは重要点!)としてのアイデンティティを以て続けている毎日曜のクエーカー礼拝会出席&そこで時々行なう「感話」。これらについて攻撃してくる理由は、上記の宗教行為を欠かさず続けることでメンタルを(ギリギリ綱渡り状態で)何とかかんとか保っている状況を、破壊せしめんとする思惑が働いている可能性も無きにしも非ず……とすら思われる。
ソフトなトランスヘイター体質とバリバリな性別二元主義をワタシから指摘されての逆ギレの果に、他人の信仰的アイデンティティを踏みにじってくるなんざ、宗教家としての適性すら問われよう。
北米大陸の先住民族(マイノリティである!)の独自のジェンダーである「トゥー・スピリット」についての詳細を、農村伝道神学校の前・校長でカナダ合同教会宣教師のロバート・ウィットマーさんから昨年6月に聴いている筈だが、居眠りでもしてたのだろうか?
本人は日本基督教団部落解放センター協力委員でもあるはずなのに……
ワタシとのメール議論に沈黙してから既に丸々5日経過した。
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『途方もなく大きな「母性」に抱かれて』
(2022.12.8記)
4日の日曜午後、豊島園前の浄土宗寺院における叔父の三回忌法要の当日、遠路遥々駆け付けてくださった叔父の高校時代からの大親友の人から未開封新品でいただいた、声楽家・戸田敏子(1922~2015)のアルバム。
アルバム中ワタシが唯一知っている作品は、マーラーの歌曲集『子どもの魔法の角笛』のワンピース、『ラインの伝説』だけだとばかり思っていたのだが、さにあらず。
黒人霊歌『イエスの許にのがれよう』は、神学生時代、学校礼拝の場において或る神学生はたまた或る教員(誰だったかは失念!)の指導で学生&教師たちみんなで歌ったことがある曲であった!【否、日本基督教団東京教区北支区青年部の例会だったかも知れぬし、或いはセブンスデーアドベンチスト天沼教会青年会の修養会だったかも知れぬ……。まあ30年近く前のことは正確には思い出せない。が、しかしこの黒人霊歌が(3か所中)尤も相応しい場所は農村伝道神学校礼拝堂であろう、間違いなく!】
仏教行事(しかも声楽家だった叔父の法事)においてキリスト教の霊歌(しかも被差別マイノリティによる作品)と感動の『再会』を果たすとは、実にワタシらしい。
なお、このアルバムをプレゼントしてくれた方が作成した以下のウェブサイトをみると、戸田敏子さんが名アーティストであると同時に、名師匠であったことがビンビンに伝わり来る。
あの著名作曲家・中田喜直さんの姪にあたる声楽家・中田順子さんも戸田さんの門下生であり、このアルバム作成にあたっての発起人の1人である。
https://history-of-music.com/data/todas-disciples
途方もなく大きな「母性」に抱かれつつ揺るぎ無き「安堵」の中に居るごとき感覚になるアルバムか。
なお戸田敏子さんの門下生の1人・中田順子さんの父君・中田一次さん(つまり喜直さんの実兄)は、日本基督教団の信徒であった。
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『「12.8」が来れば思いだす』
(2022.12.8記)
真珠湾攻撃で戦艦アリゾナを沈めた空爆機に搭載されていた砲筒は戦艦長門のそれと同型であり、それゆえ米軍による長門に対する感情は特別であった旨、書籍で読んだことがある。
しかしながら、日本の戦艦中で戦後も唯一稼働可能だった戦艦として「長門」は生き残った。
戦勝国軍として「長門」を接収した米軍は、翌1946年7月ビキニ環礁における原爆実験クロスロード作戦の標的艦のひとつとして「長門」を選んだ。
同作戦の第1弾エイブル原爆に耐えた「長門」は続く第2弾ベーカー原爆を受けた数日後にゆっくりと海中に沈み始めた。
そしてその8年後の1954年3月同じくビキニ環礁における水爆実験キャッスル作戦の第1弾、ブラボー水爆で被災した1000隻あまりの日本漁船のうち、爆心地から最至近距離で被災したのが第五福竜丸だった。
ワタシの父の6つ年長の伯父は戦艦長門の乗組員であり、父/伯父/伯母/叔父/叔母側の親族のひとりが第五福竜丸の船長である。
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『5年前の思い出のCD』
(2022.12.6記)
2017年暮れ、1990年代半ばに母校・農村伝道神学校で「性差別問題講座」「新約聖書釈義」「神学読書」…等を教わった恩師・東海林勤さん(1932~2020)を大泉学園町のお住まいに訪ねた。
当時新刊書だった、平良愛香くん(農村伝道神学校 現・校長)が書いた「あなたが気づかないだけで神様もゲイもいつもあなたのそばにいる」をXmasプレゼントとして渡す目的もあった。
そのお返しというわけだろう、東海林さんの娘さんの世界的ハーピスト・東海林悦子さん(パリ市の音楽院にて教鞭も執っている)の新譜のCDの新品未開封品を頂いた。(実はCDのほうが本よりも高価……)
しばらく所在不明で困惑していたところ、4日の日曜日、クエーカー東京月会の礼拝会出席後に区内の浄土宗寺院にて声楽家だった叔父の三回忌法要の施主を務めた御利益/御恵みなのか、ひょんなことで発見!
嬉しい。
神学生時代、1979年米国プリンストンにおける第3回世界宗教者平和会議(WCRP-Ⅲ)での東海林さんによる日本における部落差別問題に関する提起についての詳細を聴くために、仲間と共に東海林さんの当時の赴任教会の牧師館を訪ねた際、たまたまハーピストの悦子さんとお友達のフルーティストもいらっしゃっていて、ワタシたちにプロの生演奏を(無料で!)聴かせてくださった良き思い出もよみがえった。
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『「X/NB/GQ……等」の存在や人権は何処に…』
(2022.12.5記)
2002年3月を以って時限立法である同和対策事業特別措置法(地対財特法)の期限が切れたことで、練馬区総務部「同和対策担当課」は従来から存在していた練馬区総務部「女性課」と合流、練馬区総務部「人権・男女共同参画課」として生まれ変わった。
こうした経過を踏まえればこそ、「男女の枠にははいりきらない性別や男女いずれか一択固定ではないような多種多様なあらゆる性別」にカテゴライズし得るジェンダーアイデンティティの人びとの人権ならびに存在に配慮しているとは言い難い同課の名称は、一刻も早く改称すべきものと考える。
練馬区民および練馬区議ならびに東京都議のフレンドの皆さん!、および性的マイノリティ当事者わけても「男女の枠にははいりきらない性別や男女いずれか一択固定ではないような多種多様なあらゆる性別」にカテゴライズし得るジェンダーアイデンティティの皆さん&性的少数者キリスト者の皆さん!
如何であろうか?
参考までに当会の過去のイベントの報告URLを以下に。
2022.5.2オンラインイベント『中性を生きる/両性で生きる』
https://religionandsexualminority.blogspot.com/p/202252.html?m=1
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『2022.12.4キリスト友会東京月会礼拝会におけるレナの感話要旨』
(2022.12.4記)
☆ヨハネ伝1:9~13、および同伝3:16を引用したYさんの感話に励まされた。
☆宗門宗派教団教派を超えた宗教教団のメンバーが一同に集って共にあらゆる差別を根絶するために働いている組織があるが、その組織のトップである日本基督教団教師から過日驚くべきことを言われた。
☆つまり彼の云うことには、「レナは日本基督教団教師であるにもかかわらず、毎日朝夕の仏前勤行読経をしているにとどまらず、毎日曜日にはフレンド派の礼拝会にかかさず出席している。これは実に由々しきことであり、今後は共に反差別の運動は出来ないかも知れない」ということ。
☆通常の人権感覚を持つ人間(しかも宗教者である!)であれば、他人の信仰的アイデンティティに土足で立ち入り、他人を踏みつけてくるようなことはまずやらない。
☆そんなことをヌケヌケと言ってのける同労者がいることが大きな驚きである。これは言わばカルト的発言とは言えまいか。
《中略》
☆マリヤは聖霊によって両性具有者/単為生殖者として世に出され、イエスを生んだ。イエスは性的マイノリティから生まれた者であることに希望を見出したい。
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『年下♂への呼称』
(2022.11.24記)
男のフリをしていた我が若きサラリーパーソン時代、上司や先輩に「呼び捨て&“お前”呼ばわり」の禁止と「“くん”付け&“キミ”呼ばわり」要求を通告し、違反があるたび口喧嘩になっていたが、最近の(特にキリスト業界の)年下の♂諸君は、さらにプライドが高まったようで、年長者からも「“さん”付け/“あなた”呼ばわり」を当たり前の如く期待しているようだ。
こちとらは古い気質の持ち主ゆえ、年下の♂とある程度親しい関係性がつくれたと思しき時点で「“くん”付け&“キミ”呼ばわり」に自然にシフトするのだが、どうもそれも不満がられるケースが散見される。
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『聖書の無謬/聖書の誤謬……?』
(2022.11.15記)
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注・下記を読んだ現・校長から連絡があり、『現・校長もたぶん同じことを言うでしょう』とのこと。(11·24付加)
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聖書以外に聖書と同等の権威を有する「教典」を持つ教派・教団・教会が存在したとしても、その「教典」や教義/教理/教学が公序良俗に抵触していたり、反社会性を帯びたりしていない限り、何らの問題は無い…というのがワタシの個人的見解。
そもそも聖書それ自体に公序良俗に反したり、反社会性を帯びる記載や記述が全く無いとも言えないだろうし。
ワタシが卒業した神学校の当時の校長(念の為記しておくが、現・校長に非ず)とは互いに教室などでさんざん怒鳴り合った親しき間柄ではあるが、1996年に浄土真宗本願寺派総本山西本願寺の宿坊を会場に開催された日本基督教団部落解放全国会議・京都大会における、以下の彼の登壇発言、
『聖書を基準にして社会の善悪を見極めることを教える神学校は多いだろうが、ウチの学校では社会正義を基準にして聖書の記載/記述の正しさ・誤りを(学生教師共々)学びあっているのだ』
これを聴いたワタシは思わず、『ナイス!』と指を鳴らしたものだ。
もちろん、現・校長も当時の校長と同様の意見だろう。
たぶん………?
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『タバコCM廃止要求活動中の想い出』
(2022.11.8記)
セブンスデー・アドベンチスト信徒時代、複数の人びとから『あなたは三育学院神学部で学んで牧師をめざしたほうが良い』とすすめられたことは事実。
しかし、仲間と寝食を共にする寮生活の中で超イレギュラーなジェンダー・セクシュアリティを隠し通すことは至難のワザ。
仮にそれが成し得たとしても、セブンスデー教団の体質として、神学部を修了して牧師として教会に赴任する前に、シス女性との「法律婚」を強要されることは間違いない。
その頃既に「夫婦別氏の法制化を実現する会」のアクティヴメンバーのハシクレとして、榊原富士子弁護士や福島瑞穂弁護士などと共に別姓運動にも(禁煙嫌煙運動同様に)肩入れしていたし、そもそも仮にシス女性との「法律婚」を果たした上で“子づくり行為”にどんなに励んだとしても、おそらく生物学的/解剖学的/遺伝学的理由によって子どもをつくることは叶わないと思われる。
あの「もの○の塔」や「統○協会」にも教理的教義的影響を及ぼしたとみなされることもある程に保守的な体質のセブンスデーアドベンチストゆえ、人工授精など認めるハズなどないゆえに、ワタシもしくはパートナーのシス女性に対して「牧師不適格」「牧師夫人不適格」の烙印のラベリングすらされかねない……
そこまで考えを巡らせると、(禁煙嫌煙運動は今後も続けるとしても)セブンスデーアドベンチストの牧師となることは見合わせるべきとの選択に。
そんなこんなで、日本キリスト教団認可神学校の中でもとりわけ“極左”のレッテルを貼られることもある農村伝道神学校で学ぶことを決心、自身の超イレギュラーなジェンダー・セクシュアリティについてはおいおい解決していける確信のようなものも感じたことも事実。
農伝で学び始め、後に「日本で最初に男性同性愛者であることをカムアウトした牧師」となる、7つ年下の平良愛香くんと出会ったことは大きなターニングポイントになった。彼はワタシが農伝で学びを始める前年、彼の入学直後の授業中にイレギュラーな性指向を学生・教師らの前でカムしていたのである。
しかも彼は、日本キリスト教団信徒でありつつ、同時にセブンスデーアドベンチスト系列の全寮制中学・高校のOBでもあった。それゆえ彼の中学高校の同窓生とワタシの信仰上の「兄弟・姉妹」(← 敢えてこのワードを用いてみた次第)とはかなりの数カブっているのだ。
とはいえ、農伝在学中、ワタシの超イレギュラーなジェンダー・セクシュアリティたる両性両性愛をカムアウトすることは出来なかった。
たった一つ例外的に、愛香くんにだけはイレギュラーな性指向(両性愛)「だけ」をカムしたのみであったが。
添付写真は、アンビバレントな思いを引き摺ったママでセブンスデー信徒を続けつつ反タバコ運動に邁進していた時期を象徴するかのような絵となっている…(と思う) ww……
1980年代末、反タバコイベント会場入り口における1シーン。仲間のN村N生氏撮影。
「喫煙と健康」女性会議/日本キリスト教婦人矯風会/日本禁煙協会(セブンスデー・アドベンチスト教団)/嫌煙権確立をめざす人びとの会、以上4団体が推し進めたこの署名活動が功を奏したのは云う迄もない。
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『椰子の実』
(2022.11.1記)
神学校恩師の伯父ぎみにあたる名歌手・東海林太郎の代表曲が突如として聴きたくなった。
我が恩師が日本宗教界における反核反原発運動の重鎮/牽引役のひとりでもあったことを思えば、流れ来た「椰子の実」がビキニ環礁由来と思えなくもない。
つまり、我が親族が第五福竜丸の船長であったことに照らせば、ここにもまた不思議なつながりを感じざるを得ないのである。
作詞者島崎藤村も作曲者大中寅二も、共にキリスト教背景を有する者(島崎は明治学院出身、大中は日本キリスト教団霊南坂教会オルガニスト)であることを思えばなおさら。
1936年、藤村・大中・東海林によって生まれたこの名歌はその18年後に勃発した大事件を預言した歌なのかも知れぬ。
……………………………………………………………………………………
『牧師あるある。キツめ』
(2022.10.15記)
ある特定の個人を指して、『〇〇さんは自分では気付いてないだろうが、□□である』と他人の人となりや気質などを断定してくる牧師は決して少なくない。
とりわけ、“自分では気付いていないだろうが…”のフレーズが問題。
神仏でもない限り、当の本人以上に当の本人の人となりや気質を知る者は不在のハズ。
安易安直なレッテル貼りは明らかに当の本人への侮辱に他ならない。
敢えて云わせてもらえば、くだん言い回しを平然と言ってのけてしまえる者こそ、【たぶん自分では気付いてないだろうが】傲慢の罪にどっぷり浸かってしまっていると思しい。
ワタシ自身、『あなた自身は気付いていないだろうが、(あなたは)……………だ。』という類の言い回しを面と向かって言われたことが何度もある。
常に講壇の高みから語り続けていると人権感覚が麻痺してくるのであろうか?
ワタシがキリスト教における職制はもはや不要であることを確信しているは、そうした被差別体験が少なからず影響しているのだろう。
まあ、幸いなことにワタシが親しくしている牧師たちにはそんな愚者はいないのだが。
………………………………………………………………………
『三吉』
(2022.9.24記)
日本聖書協会のウェブサイトより。
https://www.bible.or.jp/events/event/kinenshikiten_221004
今年の「聖書和訳頌徳碑記念式典」は10月4日。
同式典は、現存する最古の日本語訳聖書の記者ギュッラフ宣教師に日本語を教えた遭難船の生存者、「音吉・久吉・岩吉」《通称・三吉》の功績を讃えて毎年行われている。
ちなみに、あの第五福竜丸の乗組員にも《三吉》がいた。しかも3人とも幹部だ。
無線長・久保山 愛吉
船長・筒井 久吉
漁労長・見崎 吉男
(3人のうち、存命者は船長・筒井久吉氏のみ)
………………………………………………………………………
『9・23』
(2022.9.19記)
間もなく「9.23」。そう、第五福竜丸・久保山愛吉無線長の68回忌。
それにしても日本の反核運動史上最大の愚行にして最悪の恥辱・『暁の決闘/墓前の決闘』において、より非があるのは「総評&(旧)社会党系グループ」である気がしてならない。
もちろん「原水協&共産党系グループ」には非は無い、とは言わないまでも。
1964.3.1の墓前集会を主催した日本宗教者平和協議会(=宗平協)がその証言者と言えるのかも知れない。
1964.3.1.焼津市の曹洞宗寺院境内で勃発した、原水協&共産党系グループ vs 総評&旧・社会党系グループ(後の原水禁)によって引き起こされた愚行中の愚行、『墓前の決闘/暁の決闘』の主たる被害者のひとり、第五福竜丸船長の眼から見ると、この日本の反核運動史上最大の恥辱は、『ヒバクシャたちを利用した覇権争い』にしか映らないであろう。
………………………………………………………………………
『現・新社会党 ≒ 旧・日本社会党』
(2022.8.21記)
『釈迦に説教=基督に説法』になってしまうかも知れないが敢えて言おう!
旧・日本社会党(敢えて言う、現・新社会党と)の結党呼びかけ人に2人の日本基督教団牧師(杉山元治郎と賀川豊彦)が加わっていた。そう、つまり「キリスト教社会主義」の確立をめざしていた人びとも当時は皆無で無かっただろう。
結党呼びかけ人になった牧師は杉山&賀川だけかもしれぬが、信徒にもキリスト者は少なからずいたことが推測できる。
ちなみに杉山のほうはワタシが卒業した神学校と些かのかかわりがある。
つまり、厳格な意味での「政教分離」などまずあり得ないのではないか?という問い掛けをしてみた次第だ。
………と、FBにフレンド限定投稿したところ、有り難いことに日本基督教団牧師の友人から『「政教分離」とは政治が宗教を利用してはならないということ。宗教者が政治的発言わけても政権批判をしてはならずという訳ではない』と言うコメントが付き、さらに日本基督教団の別の友人の牧師がそのコメントに「イイね!」を付けてくれた。
200%同意する次第。
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『あおりスト?』
(2022.8.19記)
昨夜NBUS(性の聖書的理解ネットワーク)に対抗するネット署名が立ち上がった様子。
もしかしたらワタクシ、煽ってしまったか知らん???
(7.30、8.3の投稿のスクショ)
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『イクトゥス(ジーザスフィッシュ)』
(2022.8.17記)
昨秋ABEMAにてこんな優れたドキュメンタリーが放映されていたとは………
数日前の再放映に感謝したい。
「現代版・ノアの方舟」なおかつ「贖罪の象徴」(=“船版・キリストイエス”)こそ、あの木造マグロ漁船なのでは?
「イクトゥス(ジーザスフィッシュ)」
「イエス」「キリスト」「神の」「子」「救世主」。各々のギリシャ語単語の頭文字をつなげると「魚」を表すギリシャ語となる。
マグロそのものの如きそのフォルムに注視されたい。
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『信仰告白以上に』
(2022.8.15記)
日本基督教団構成員一人びとりは「信仰告白」以上に「戦責告白」(1967年)を重視して欲しい。
沖縄および沖縄の諸教会への言及を欠く不備不足こそあるが、「戦責告白」は今や軽んじられているとしか思えないので。
日本基督教団によって国家権力・特高警察に売り渡されたセブンスデー・アドベンチストの元信徒としての立場からの切望。
また、「戦責告白」にその名を刻んている当時の教団議長・鈴木正久は、2年後の1969年第五福竜丸保存委員会の代表委員をも務めていたことをここで強調しておく。
第五福竜丸の元・幹部乗組員の親族としての立場から。
「第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白」
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『もはや……』
(2022.8.13記)
職制無しの教派の礼拝に2年半以上連続出席し、他の出席者同様に随意な自由感話を時折していると、最早職制有りの教派の礼拝には出席も講壇に立つことも出来ない信仰的メンタリティ。
受洗教派や教師登録教派には申し訳ないのだが、やむを得まい。違和感を覚えたくないゆえ。
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『アクティビズム』
(2022.8.8記)
セクマイ界隈(わけても、キリスト教業界セクマイ界隈)においては必ずしも評判がよろしくないと思しき、所謂「アクティビズム」。
しかし、『男性同性愛者であることを公言した日本初の牧師』を誕生せしめた原動力こそ、「アクティビズム」であることを改めて周知させていただきたく。
当時の全国紙記事と、当時の農村伝道神学校学生有志のワタシたちが教団常議員会および教団教師検定委員会に宛てた「要望書」の一部。
特に福音派系のセクマイコミュニティの集いに参加させてもらう際には、上記の件を事あるごとに強調させて頂いている。
所謂「糾弾路線」「大衆団交路線」を嫌う彼らから眉をひそめられることは承知の上で。
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『エゴイスティックかつ偏狭な!』
(2022.8.6記)
「教会」「協会」の標記の違い。
後者を用いるのはほぼほぼキリスト教業界関係のみか。
しかし30数年前、ブランチ施設の名称に「教会」を用いている諸宗教団体に宛てて、『「教会」のワードはキリスト教の特許である。「教会」を用いてはならぬ』という趣旨の署名をあつめていた“正統”を自称する超教派的な動きがあったことも確か。
もちろんワタシはそんなエゴイスティックかつ偏狭な趣旨の署名には断固として応じなかったが。
ワタシは「教会」だろうと「協会」だろうとあまりこだわりがない。
『「教会」のワードはキリスト教の特許だから他宗教は「教会」を用いてはならぬ』などと言っていたら、同宗連(「同和問題」にとりくむ宗教教団連帯会議)にも宗平協(日本宗教者平和協議会)にも関われないであろう。
エゴイスティックかつ偏狭なそんな発想こそ、反人権的・反平和的な気がしてならない。
それこそカルトチックではないだろうか?
………………………………………………………………………
『2015年11月30日発生の練馬区議会本会議における自民党議員による性的マイノリティ差別発言事案を巡って』
(2022.8.3記)
改めて思うが2015年11月渋谷区パートナーシップ条例施行直後に起きた自民党練馬区議による性的少数者差別発言事案の背景にもあのカルト団体の影がチラついてる気が。
あの発言を区議会傍聴席でリアルタイムで生聞きしていたワタシ。
他に傍聴席には、元区議のK.Rさん、同じく元区議のK.Mさん、そしてT新聞のI記者の計4人。
その日の朝、とや区議(現・都議)から『午後の区議会本会議を是非傍聴を』と連絡があり、セクマイ当事者区民の立場で傍聴していた次第。
渋谷区のパートナーシップ条例の成立/施行に前後して全国的に保守系自治体議員によるセクマイ差別発言が相次いだが、都内では練馬区が最初。2,3ヶ月後に杉並区でも発生。
あの差別発言事案発生の数日後、ワタシはくだんの自民党練馬区議とサシで1時間に渡って話し合ったが、向こうは全く譲る姿勢は皆無。
当日の傍聴者の1人、I記者による記事がコレ。くだんの議員、あのカルト団体と同じようなこと言ってるし…
練馬区では熱心な区議による度重なる要求や質問がなされたにもかかわらず、パートナーシップ制度が議論すらされずに来た背景にはやはり………
なお、自民党練馬区議による差別発言事案発生から4ヶ月後に区内有志たちがひらいた集会がコレ。
愛香くんと神学校同窓ゆえ、当然の如く集会開催にあたりワタシがいろいろと動かされるハメに……ww
ちなみに、ワタシからの参加要請に応え、石坂わたる中野区議および石川大我豊島区議(現・参議院議員)も集会に駆け付けてくれて、発言まで頂いた次第。
………………………………………………………………………………
『「ナッシュビル宣言」日本語訳に関すること』
(2022.8.1記)
2017年に米国の福音諸派が発した「ナッシュビル宣言」の和訳版を日本の福音諸派の有志がこのタイミングで発表したとなると、昨今話題のあのカルト団体との関係を疑われても致し方あるまい。
逆にそのリスクを背負ってまで発表した気概を知るに付け、我々セクマイ当事者キリスト者は暗澹たる気持ちにもなろうぞ。
この宣言の日本語訳から読み取れ得ることはセクマイフォビアに留まらず、性行為と出産を婚姻の義務としていると思しき点(第1条)や、性分化疾患の人びとの婚姻を禁じていると思しき点(第6条)が存在する。これらの記述は明らかに差別ではなかろうか?
「ナッシュビル宣言」日本語訳版(性の聖書的理解ネットワークによる)
https://www.nbusjapan.com/statement/
PS
超胸糞悪いので、せめてこの写真で溜飲を下げて口直し。
一挙勢揃いしてレインボーラムネ
………………………………………………………………………
『自負(?)』
(2022.7.30記)
『男性同性愛者であることを公言した日本初の牧師』がセブンスデー・アドベンチスト系列の学校法人の中・高の卒業生であり、なお且つ『両性両性愛者であることを公言した日本初の牧師』がセブンスデー・アドベンチスト元信徒である事実は、同派が徹底してセクマイフォビアな福音諸派とは一線を画す存在であることに少なからず寄与していることであろう…と常々自負(?)している。
………………………………………………………………………
『多様な性自認・性的指向の人々って……』
(2022.7.29記)
「多様な性自認・性指向の人々」って、「ポリジェンダー・ポリセクシュアルな人々」ってことだよね?
性的マイノリティ当事者/LGBT当事者…等の人々の総称とするのは不適切では?
豊島区民のセクマイ当事者の皆さんはどう考えてるのだか?
聞いた話しでは北区も豊島区と同じらしい。
「多様な性自認・性的指向の人々」って……両性両性愛者のレナはそれに該当するんだろうけれど……
………………………………………………………………………
『男性同性愛者を公言した日本初の牧師を誕生せしめた一員として』
(2022.7.29記)
2022.7.23付けの「セクシュアルマイノリティと宗教を考える会」による『声明「楊尚眞氏の文書への批判」』について言わせてもらえば、【1998年日本で初めて男性同性愛者であることを公言した牧師】の誕生に至らしめた一員としては、当たり前のことをしたまでである。
ところで、ワタシの提言により、「同和問題」にとりくむ宗教教団東京地区連帯会議(「東京同宗連」)では、神道政治連盟/弘前学院大学楊尚眞氏文書について「同和問題」にとりくむ宗教教団連帯会議(「全国同宗連」)への何らかの働き掛けに関する協議を行なうことが正式に決められた。
ワタシが上記と同趣旨を提言した日本キリスト教団部落解放センターからは、まだ何らの返事がないものの、もちろん期待には事欠かないと言えよう。
【以下追記(2022.8.1)】
弘前学院大学楊教授文書の件で日本基督教団部落解放センター主事より連絡が来、『以前(7月初旬)の問合せの後、全国同宗連の会議で情報共有をした』と前向きな様子。嬉しい。
………………………………………………………………………
『弘前学院大学学長宛のメール』
(2022.7.28記)
当会名義による23日付けの『声明「楊尚眞氏の文書への批判」』の“紙版”が弘前学院大学、および同大学気付・楊尚眞氏のもとに届いた頃合いを見計らい、レナ個人の立場で今朝8:30付けにて同大学学長に宛に以下の文面をメールにて送信しました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
弘前学院大学学長
藁科 勝之 様
✝主の平和
はじめまして。
日本基督教団教師の麗梨ReNaと申します。
性的マイノリティ当事者であり、教団登録名は戸籍名になっておりますが、現在は主に上記の名前で活動しております。
さて、神道政治連盟機関誌「意」第215号(2021年10月)における貴大学教官・楊尚眞様のご寄稿『同性愛と同性婚の真相を知る』、および本年6月13日の神道政治連盟国会議員懇談会にて配付されたという冊子「夫婦別姓 同性婚 LGBT 家族と社会に関わる諸問題」に掲載された楊様のご講演録を読ませて頂きました。
これらの文章および講演録では、明らかに宗教における性的少数者差別が明らかになっておるゆえ、私はこれらを断固として認めるわけにはいきません。そしてこれらを批判せざるをえません。
また、藁科様が本年7月1日付けにて記された『学生・教職員の皆様へ』という文章も読ませて頂きました。藁科様には上記の『学生・教職員の皆様へ』なる文章について私たちの思いをお伝えしたく、以下述べさせていただきたく思います。
この『学生・教職員の皆様へ』という文面からは、大変に申し訳ございませんが、「自分ごと」としての御意識が欠けておられるような気がしてなりません。
貴大学の教官しかも教授による性的少数者への差別文章ならびに差別講演である以上、この類の文章をお出しになるのであれば、最高責任者たる学長としてのお立場ならびにご責任に則ったものであって欲しいと考えました。
わけても楊様は、『性的少数者のライフスタイルが正当化されるべきでないのは、家庭と社会を崩壊させる社会問題だから』(講演録冊子第29頁上段)とのくだりは、楊様の極めて一方的な思い込みであり、性的少数者の尊厳を踏みにじるものと思われます。
また、特に私が断固として許し難く思うのは、『LGBTの自殺リスクについては、自殺率が高いというのは、社会的な差別があることが原因かというとそうではなく、LGBTは自分自身が様々な葛藤を持っていることが多く、それが悩みとなり自殺につながることが考えられます』(講演録冊子第25頁下段~第26頁上段)というくだりです。
社会に性的マイノリティ差別がいまだに根付いているゆえ自らの生命を断つ多くの人々の苦しみに微塵も共感することなく、逆にそうした人々の命の尊厳を楊様ご自身が踏みにじっておられることを楊様ご自身がお気付きになっていらっしゃらないような気がしてなりません。
藁科様は7月1日付けの文章にて、『本学は、 建学の精神 「畏神愛人」 において 「自己と異なる一人ひとりの人格と個性と立場を尊重し、 受容すること」として、多様性の尊重を謳い、 また、 本学の教育方針については 「弘前学院大学の教育方針」において、「すべての学生、教員、 職員は相互の人格を尊重し、 建学以来の伝統を重んじつつ、おのおのの立場において時代の要請に応える」ことを方針としております』と述べておられます。
であるならば、問題の文面や講演での問題発言をおかした楊様に対する批判や非難なりを明確にするセンテンスが必要だったかと思われます。
何故ならば、貴大学の学生・教職員の中にも性的少数者は決して存在しないとは限らないからです。
仮に学内礼拝の席上にて、楊様が司式や説教をされたりする場面に直面した場合、どのようなお気持ちになられるかを藁科様はご想像出来ましょうか?
性的マイノリティ当事者も存在する私たち「セクシュアルマイノリティと宗教を考える会」ゆえ、貴大学の最高責任者たる藁科様に一言申し上げておきたいと考えた次第でありました。
主よりの大きな御導きと御恵みが藁科様そして楊様ならびに学校法人弘前学院大学で学んでおられる全ての皆様および全職員の皆様の上に注がれますように。
以上
2022年7月28日
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『宗教と政治と…』
(2022.7.27記)
「宗教と政治」について、その関係の是非も含めて色々議論されているご時勢なので、新社会党支持者の1人として以下明言しておく。
新社会党が(他の如何なる政党政派以上に)流れを汲んでいる旧・日本社会党の結党呼び掛け人には、日本基督教団牧師が二人含まれていた歴史的事実。
(基督教信徒やシンパ・共感者・支持者となるとさらに多数いたであろう)
もちろん、キリスト者たちが確りと党内のイニシァティブを取れていればあの時の“大変節”は無かったかも知れない……と思しきことも含めて。
とりわけ、旧・日本社会党の党員/支持者/シンパだった日本基督教団構成員たちが確りと「日本基督教団戦争責任告白」(1967年)を金科玉条の如く踏まえていれば、旧・日本社会党の“大変節”は無かったかも知れぬ。新社会党/社民党の分裂も無かったも知れぬ。
それとも…彼らが確りと「教団戦責告白」を奉じていたとしても、“党内多数派勢力”に抗い切れなかったか……
或いはそこで“党内多数派勢力”は切り札的に『政教分離』を打ち出して来たのだろうか…?
親鸞研究家としての顔も持つ小森龍邦氏を初めとする複数の国会議員(当時)が党から除籍された史実を思えば、そうしたことにまでに推測が及んでしまう。ついつい。
事実誤認があったらぜひとも御教示願いたいところ。
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『礼拝交響曲』
(2022.7.25記)
昨夜から今早朝にかけてNHKBSプレミアムでオンエアされたブロムシュテット特集のトップを飾ったのが、映像付きのこの音源だった。
昨年のザルツブルク音楽祭におけるウィーンフィルとのオネゲル交響曲第3番。普通は『典礼風』と訳される標題だがNHKではなぜか『礼拝』と標記。
しかもこの曲は第二次大戦直後につくられた平和への賛歌。『怒りの日』『深き淵より』『我らに平和を』の3部構成の30分。構成も時間も一般的な礼拝説教に近い気もする。
親の代からバリバリのセブンスデー・アドベンチスト、ブロムシュテットにとっては相応しい曲であり、尚かつNHKによる小粋な標題訳か。
日本基督教団構成員とすれば1967年の『第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白』(教団戦争責任告白)を思い起こしたいところ。
PS
リンク先のオネゲルの写真、「戦責告白」を起草したO牧師を彷彿とさせる風貌や雰囲気かと。
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『総じて強者に靡き易い傾向がある我々日本基督教団構成員は、……』
(2022.7.22記)
正統的基督教を自称しつつ戦争協力を果たし、少数派の同胞(ホーリネス諸派およびセブンスデー・アドベンチスト)を国家権力に差し出す背信行為をおかしながらも、「戦争責任告白」を世に発するまで実に22年を要してしまったことを各自が肝に命じるべき。
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『関係妄想・被害妄想』
(2022.7.20記)
カルト問題に携わってきた或る“社会派”の牧師(日本基督教団)が『セブンスデー・アドベンチストはカルトだ!』と断じていたのを聞いて驚いた!
おいおい!もしセブンスデーがカルトだったら、農村伝道神学校はレナの入学はおろか受験すら認めないだろうし、そもそも「日本基督教団戦争責任告白」を起草した牧師・大塩清之助さんがレナを農伝に推薦してくれるハズがない。
開戦直前に日本国政府の圧力に屈し、日本国政府の肝いりで発足/成立した新興宗教日本基督教団は、セブンスデーアドベンチストを国家権力に売り渡してしまった過去の大罪があるゆえ、セブンスデーに対する罪意識とコンプレックスが複雑に入り混じり、屈折した形になってもたらされた偏見をその牧師は持っているのであろうか?
彼は、カルトにはまってしまった生真面目で純真で善良な多くの若者たちの脱会支援活動に献身してきたセブンスデー・アドベンチスト牧師・和賀真也氏の存在を知らないとでもいうのだろうか?
そういう牧師から見たら、レナはセブンスデーアドベンチストからの回し者/蝶者/スパイ/工作員の類と見做されているのだろうか……などと、ついつい関係妄想/被害妄想してしまうワタシがいる。
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『Xジェンダー/ノンバイナリーetcの語る神』
(2022.7.19記)
神学校学生時代の1995年、一対一で行なう神学読書の授業にて指導教官の東海林勤教師が選んでくれたのが、モルトマン=ヴェンデルとその連れ合いのモルトマンによる共著の新刊書だったコレであった。
今となってはヤハリ『Xジェンダー/ノンバイナリーetc……の語る神』を書ける力量ある当事者の登場をついつい期待してしまう。
なお、東海林勤教師のお連れ合いが日本キリスト教婦人矯風会や、「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」を主催した「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)で大活躍した、ラディカルフェミニスト東海林路得子さんであることも、特筆しておきたいところ。
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『マエストロ・ブロムシュテットによる伝説的名演』
(2022.7.18記)
10年以上所在不明だったが、このたび漸く見つけ出せた『伝説的名演』のエアチェック・テープ。
しかもFM生放送による30年前のリアルタイム録音。
ありがたいことにテープの経年劣化による音質低下も殆どみられない……
とはいえ早めにMD&mp3におとしておくことは必須だな。
当時のスピーカー(テクニクス SB-7)に耳を傾けながらクエーカー(身震いする者)になったワタシ。
しかも、この数日前、セブンスデー・アドベンチスト東京中央教会におけるマエストロの講演『正統的な賛美歌とは?』を最前列ほぼド真ん中の席で拝聴させて頂いていたワタシであった。
1992年11月7日(土)午後。セブンスデー・アドベンチスト東京中央教会にて。
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『事実だけを記す』
(2022.7.17記)
日本基督教団部落解放センターとマイノリティ宣教センターと農村伝道神学校の三者で推し進めている「アファーマティングアクション」だったか「アファーマティングプログラム」と銘打った活動がある。
これは主に性的マイノリティ当事者の人権遵守を主題に掲げ、主にセクシュアルマジョリティへの啓発を志向するプログラムと聞いている。
ところで、日本基督教団部落解放センターおよび「全国同宗連」にとってその存在意義すら問われる大きな事案、つまり2016年に起きた全国同宗連啓発冊子副題問題は上記のアクションと無関係では断じてあり得まい。
ゆえに、この全国同宗連啓発冊子副題問題を巡る東京教区部落解放セクションの問題《つまり、東京教区部落解放セクションが性的マイノリティ当事者牧師たるレナ【しかもレナは東京教区部落解放セクション代表経験者なおかつ「東京同宗連」事務局長経験者である!〔怒!〕】に対して上記啓発冊子副題問題についての一切を告げなかったこと》を放置し、それを「無かったこと」あるいは「問題無きこと」「無視すべきこと」とみなしているとすれば、これはレナに対する悪意どころか、レナの人権を踏みにじるものとは言えないだろうか?
ましてや三者の一角・農村伝道神学校の現・校長は、24年前レナも含めた当時の農村伝道神学校学生有志による教団上層部への異議申し立て/抗議活動により、同校が輩出した「男性同性愛者であることを公言した日本初の牧師」であるのだから。
以上、冒頭に記載した三者による「アファーマティングアクション」もしくは「アファーマティングプログラム」におけるチェアパーソン的存在(もしくはキーパーソン的存在)にも見え得る農村伝道神学校校長には、是非とも強調しておきたい事柄である。
それと以上の事案は、「東京同宗連」にとっても無関係な事案に非ずと言える。何故ならば、現・「東京同宗連」議長教団(事務局)は日本基督教団(東京教区・西東京教区)であり、しかも議長は東京教区部落解放セクションから送られているのだから。
最後に誤解の無いように記しておくが、「東京同宗連」は「全国同宗連」の傘下組織では無い。至極わかりやいたとえを用いれば、「教団/宗派宗門」と「教区」の如き関係では無い。
「同宗連」というワードや加盟教団/加盟宗派宗門こそかぶってこそいるが、「東京同宗連」と「全国同宗連」は別団体である。敢えて言えば、連帯共闘団体である。
それも、各々の年次総会のおりにお互いに同士が来賓参加を要請し合う程度の関係である。
なお、繰り返し書いていることだが……
1981年に「全国同宗連」が浄土真宗本願寺派・真宗大谷派・天理教・立正佼成会・日本基督教団の呼び掛け(但し佼成会はオブザーバー的ポジション)によって成立/結成をみたわけであるが、そのきっかけをつくったのが、1979年米国プリンストンにおける第3回世界宗教者平和会議(WCRP-3)における日本基督教団・東海林勤牧師(1932~2020。同会議には日本キリスト教協議会総幹事の立場で参加)による積極的発言である。【ちなみに「東京同宗連」の成立/結成は「全国同宗連」のそれに遅れること13年の1994年である】
そして、レナおよび農村伝道神学校の現・校長は、いずれも神学生時代にこの東海林教師のもとで「性差別問題講座」を(同時に)履修/受講したのであった。
時あたかも、レナが日本基督教団部落解放センターに約ひと月の夏季実習に赴き、そしてレナが「東京同宗連」に関わりはじめた1996年である。
超余談かつ超蛇足になるが、結党から半世紀を越えたばかりの日本社会党が、(結党当時の根本精神をそのまま受け継いだ)新社会党と(世論等に屈して変節を遂げてしまった)社民党に分裂したのも、この1996年初頭であることに是非とも注目されたい。
しかも(これも何度も書いているが)、終戦直後、日本社会党結党にあたってその呼び掛け人には二人の日本基督教団牧師(杉山元治郎と賀川豊彦)が加わっており、わけても前者は我が農村伝道神学校と些かの関わりがあった者であることを、改めて記しておく。
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『思い込み?』
(2022.7.16記)
ワタシは農村伝道神学校を2度受験した。そう、1年浪人したのだ。
1年目に落とされた理由は、当時ワタシが籍を置いていたセブンスデー・アドベンチストという“特異な”“ユニーク過ぎる”“際立った”教義・教理・戒律(つまりは、ユダヤ教同様の土曜礼拝や、モーセの十戒の徹底遵守、そして厳しすぎる食物規定、徹底した禁酒禁煙など)を有する教派ゆえ、当時のワタシのキャラクターや気質は同校の校風・気質や雰囲気には馴染み得ず、大きなショックを受けてキリスト教信仰自体を廃棄しかねない……という配慮だった旨後年某教師から聞かされた。
しかしそれは表向きの理由であり、実は単に入試の出来がヨロシクなかったのかも知れないし、あるいは、太平洋戦時下の日本基督教団はセブンスデー・アドベンチストを国家権力に売り渡し、十字架に付けてしまったことに対する罪意識ないしコンプレックスが複雑に絡み合っての不合格であったのかも知れない。寧ろそちらのほうが現実的とも言えよう。
が、今思えば1回目の受験で落とされたことは、逆に幸いだったかも知れない。
何故ならば………
もし1年目の受験でパスしてしまっていたとしたら、後年「男性同性愛者であることを公言した日本で最初の牧師」となる学生と同学年になっていた可能性が高いからだ。
ワタシは性指向とジェンダーアイデンティティを隠し、1989年セブンスデー・アドベンチストの教会で「男性異性愛者として」受洗した。
受洗時同様、真のジェンダー・セクシュアリティを隠し、(学校関係者の誰一人にも真のジェンダー・セクシュアリティを明かすことなく)入学を果たしてしまっていたとしたら、『4年制大学卒は第2学年編入を許可し得る』という校則に従い、既に第1学年生として1年間の学びをすませていた彼と同じ第2学年になるところでもあった。
もし仮に1回目の神学校受験でパスしてしまっていたとすれば、既に入学1年目にして校内でゲイをカムアウトしていた彼同様、ワタシ自身もカムアウトをしなければならぬ思いに至るであろうことは(ワタシのキャラクター的に)明々白々だ。
彼の卒業時、教団上層部から就労差別発言がなされたことで教団内外から批判・非難が激化し、学生有志も教師会もこぞって教団上層部に圧を掛けたことが幸いしたのか、彼は無事牧師資格を得ることが出来たのだが、「セクシュアルマイノリティの中の大多数派」たる男性同性愛者の彼ですら、こうした関門をくぐる憂き目にあわされたわけであるのだから、「セクシュアルマイノリティの中の超少数派」たる両性両性愛者の自分にはどんな大関門が待ち受けてるか……
想像するだけで身震いすら起きる。
彼は牧師検定にパスするもワタシは落とされるだけであればまだしも、彼もワタシも二人とも落とされたとしたら、まず以て彼に迷惑が掛かり、それだけではなく、学校の評判も落としかねない。そしてカムアウトできないでいた多くのキリスト者のセクマイ当事者にも迷惑が及びかねない……
そう思えばこそ、「1年目の神学校受験にパス出来なかったのは神のご計画のゆえ」と考えたいところだ。
ま、もちろん、これ即ち単なるワタシのまことに勝手な思い込みに過ぎないコトなのかも知れないのだが……w
翌年の2回目の受験で晴れて2年次編入学が認められたワケであるが、結局、在学中にイレギュラーな性指向(だけ)をカムした相手は彼ひとりだけだったワケだが……
ただ、彼にはカムせずにはおれなかったことは確かだ。
入学を果たした後、実家からの通学片道2時間以上ゆえ朝が弱い上に通学時のラッシュアワーに超絶なストレスを覚えるワタシは寮生活を余儀なくされたワケだが、トイレはともかく風呂問題では大いに苦労した。
誰も入ってこない時間帯を狙い、脱衣所でもバスルームの中でも常にビクビク緊張を強いられていたものだ……
1回目の受験で落とされた年度は「聴講生」として「農場実習」の履修を許可されたことは大きかった。
後に「男性同性愛者を公言した日本初の牧師」となる彼がセブンスデー・アドベンチスト系列の学校のOBであることや、彼の同級生にセブンスデー・アドベンチスト系列の看護大学のOG、そして妹がセブンスデー・アドベンチスト信徒である学生もいたため、彼ら3人各々とワタシとの共通の友人知人も決して少なくなかったからである。
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『スケープゴート』
(2022.7.14記)
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